いかれた。

頭がおかしくなった方のイカレたではない。
持っていかれた方の「いかれた」である。
先述の悪徳広告代理店についてのお話。

どこの業者かは存じ上げませんが(という体でございますが。)、持っていかれちゃった模様。
本当のところはベネッセ事件から繋がってからの〜見せしめの書類送検なのではないかと。
そうでなかったとしても、あんな収集方法じゃ…。
そりゃお咎めありでしょう。

ところで、悪徳広告代理店ってのは美味しい商売だったのではなかろうか。
少なくとも数年前まではそうだったと思う。
リスクはあるけども、原価なんてあって無いようなもの。
何もしなくても課金保障だけでお金が入ってきたりもするもんね。

悪徳広告代理店で思い出したエピソードがある。
とある悪徳業者の営業さんがやってきた。
(以下、仮名でございます。)
メールには「【担当:山田太郎】が伺います」とあった。
しかし、当日現れた人物が差し出した名刺は【山本太郎】であった。
色んな偽名を名乗っているので、もう本人も分からなくなっていたのだろう。
偽名を使い分けるぐらいに気を使っているならば、特定されないようにオフィスなんて構えている場合じゃないだろうに…
意味不明な危機管理である。

それと似た話がもう一つある。
新しい業者から営業のメールがやってきたので、電話で話してみたところ…
なんと先日断った業者だったというパターン。
偽名や社名を使い分けて営業スパムを飛ばしているので、営業さん自体も断られた会社だということに気付けなかったんだろう。
本末転倒である。

とまあ、こんな具合にお互い疑心暗鬼な中で取引をするんだから、今から新規開拓なんて大変なんだろなあ。
悪徳広告代理店の苦労が容易に想像できる。

私はこの人達とまったく関係ないからどうでもいいんだけどね。