「相方」

 元部下が「私と働きたい」と言ってくれて、新しい会社での面接の機会を設けてくれた。
クールな感じを装ってみるものの、内心本当に嬉しくて涙目になるぐらいですよ。

元部下のおかげで今の旦那と出会うことができたと言っても過言ではないし…
たとえ、旦那と不仲になったとしても何があっても本当にこの元部下との関係は大切にしていきたい。

元部下は海外でのワーホリを経て、また学生に戻り、プログラマーになるための勉強をしている。
元部下(彼)はおそらくゲイだろうし、そのクセ超ダサイけど、超仕事ができる。

東京に出てきて、本当にいい人に出会えたなあと心底思う。

明日は面接。
面接で彼の顔を立てつつ、入社できた暁には、ビアガーデンか釣堀に連れていく予定。
うまくいきますように…。

元同僚達、この夏にBBQしようね。

ニート脱却について

もう自分らが築いた過去なんてゴミになったんですよ。
会社を立ち上げる元同僚、プライドを守りたくて無職のまんまになっちまう元同僚、すぐ他社で復帰する元同僚。
色んな人がおります。

 私は1ヶ月ほど主婦をしてみましたが、「働かないと家に居にくい!」ということで働くことに決めました。
夫の収入にさらさら頼る気はなく、この1ヶ月は自分の貯金を切り崩して生活しておりました。
(てか、専業主婦になると食費を切り詰め放題だし、料理が楽しくてビックリでしたよ。「夫のお小遣い3万円」っていう家庭の意味が分かりました。)

とはいえ、こんな生活ができても1年ちょいぐらいだろうし、口下手な私が夫の本家にずっといるのも気まずいので、働くことにしようと。
理由はざっとそんなもんなので…マジでクズだよな、僕。

 今まで通り、夫の会社の同僚達と夜遊びしたいし、クラブに遊びに行きたいし。
こんな下心を抱えつつ、元部下が待つ新天地で働くことになりそうです。

色んな東京。

 東京にやってきて早6年になる。

「都会なんてどこも一緒。」
「ビルがあって、人がいて、猥雑な繁華街があるだけ。東京も一緒。」
大学生の頃に複数の地方都市を一人でうろつき、至った結論がそれだった。

しかししかし。
私は東京を見くびっていた。
とんでもない物をたくさん見てしまった。
【なんだよ、この格差社会&社会の縮図!!】それが今の私の本音。

平民では入れないハイクラスな場所がある。
足を踏み入れてはいけない危険な場所がある。
階層によって見事に住み分け…いや、居住地区が分断されている。

それがごく普通にまかり通ってしまい、何食わぬ顔で機能しているのだから見事なものである。


■社会の縮図って?お前なに言ってんの?
【東京DEEP案内】
東京DEEPコラム (4) 東京タウンマトリックス
http://tokyodeep.info/lifestyle/townmatrix.html

 上記を鵜呑みにするのも危険だと思うが、私は概ね賛同する。
アウトローな同僚や友人/裕福なご家庭のご子息子女様/上京した知り合い達に話を聞いて、このような構造がぼんやりと実際に頭に浮かんでいたからだ。

 まず、地方には高級住宅街という概念が存在しない。(中核都市には高級住宅街というものも存在しますが。)
そして、明確な被差別部落ももう存在しないということになっている。(このあたりの見解については今回はスルーでお願いします。)
つまり、現在の地方は「エリアぼんやり系」で人が住んでいるという印象を受ける。

しかし、東京はビックリする程にジャンルごとに居住地域が別れている。
まるでカースト制度を連想させる。

アレがアレな人はあそこへ。
貧乏な人はあそこへ。
家を持たぬ人はあそこへ。
勘違いした既婚リーマンは埋立地へ。

努力をしなかった親を持つ子は、都内の公立校に通い、DQNとして育てあげられ…。
バカ成金の親を持った子は、バカ私学に通わされ、親とはまた違うバカに化け…。

地方に比べて環境が均等ではないため、より自分で考えて行動することを求められる環境だと思うのです。
うーん…なんだかとても殺伐としていて悲しいんだな。


■田舎者から見て
 そんな東京ならではの暗黙の了解から抜け出そうとする人たちもいる。
決して、優越感を見出したいから頑張るのではなくて『これは自分の人生』と割り切って建設的に戦う人たちがいる。
私の周りには、『親みたいに封建的にはなりたくない』というご子息子女様から、『親がアレだけどエリートになって親に楽をさせたい』と頑張る人がいる。

 しかし、私は所詮、東京の外の田舎者なのである。田舎の公務員の娘。
彼らのジレンマの深層までタッチできないし、100%理解することはできない。だけども、田舎者なり学ぼうとしている。
高級ホテルのエステから、日雇い労働者が通う安居酒屋まで…私は未知の彼ををとことん知りたいがために、誘われたら心底喜んで付いてきた。

 そして、そんなスキモノな田舎者の私を受け入れてくれるのも【東京人】なのである。
なんでこんなに東京人は懐が深いんですかね。
居住区によって住む人間の層が違うという次に、本当にナゾに思います。
そして非常に感謝しています。


 不思議なものですよ。
クズな私が…東京に暮らし、できちゃった結婚でもなく東京人と結婚をし、まさかの無職になり、飲酒をしてブログ…。
東京って封建的で自由なクセに本当にヘンなとこですね。
おやすみなさい。

つまり無職なのである。

 高尚な理由を並べてはおるが、実質は無職なのである。
いや、正確に言うと無職になりましたということにしている。

というのも、○○○が姑息な手を使ってきたため、私達は解雇通告ならびに離職票も頂いていないのだ。
滑稽すぎて笑えてくるけど、「会社から締め出された」というのが真実。

○○○達が離職票を出したくない理由もすべて分かるし、彼らの手の内も全て想像ができるので、逆に怖いのだ。
まだまだそんなにお金を吸い上げたいのかと。
その執念にぞっとする。

 こんなに恥ずかしげもなく、お金を横取りできる人もいるんだなあととても勉強になった。
そして、○○○は日本人じゃないのだろうなあということも判明。

 池袋にはウワサ通り怖い人たちがいる。
そしてIT業界には、前科者の懲りない面々がいる。

東京に来て悟ったこと、以上です。

すばらしい。

「死肉をあおるハイエナのよう。」
まさにそんな光景を目にして、私は皆さんに別れの挨拶をした。

 簡単に言うと、勤めていた会社が○○○に解体された。
金には金が集まってくるのは事実であるし、社会において金が物を言わすってのも事実なわけだけども、こんな見え見えなやり方をされてしまっては、みんな苦笑いするしかないのである。

 結局、○○○が横入りしてきて、会社に残っていたお金を総取りし、従業員への給与未払いをやらかしたのだ。
その上、○○○と悪魔の契約を交わしていた■さんと■さんは、各々○億円以上の負債を抱えることとなったのだ。
なんだかもう誰も責めることができないし、■さん達が自殺しないようにだけ、私達が見守りたい…ってな流れになっているわけで。てか、○○○ってえげつなすぎてすげえ。
というわけで、私達はこれから示談で話をまとめて、この件とはさようならする予定である。

 でもね、■さん達のことは大好きだったし、こんなに話の通じる同僚や上司や社長はいなかった。
だから、今後とも連絡は取っていくし、力も貸す。
今は一瞬だけさようなら。
同僚の皆さん、近々、労基署でお会いしましょう。

角打ち

 高校生の頃、両親の離婚を機に、より田舎のかほりのする場所へ引っ越した。


学校からの帰り、田んぼ道の中にポツンと酒屋さんがあるのに気がついた。
毎日毎日、暖簾の下からおっさんの足が数本見えている。
しかも、夕方の17時ぐらいですかね?昼下がりの時もあったかもしれん。


当時、酒屋さんでおっさん達が酒を飲んでいるであろうことは十分勘付いていた。
が、しかし。
あれが「角打ち」というものであるとは知らなかった。


今、私が2年前から住んでいる家の前には、そういう酒屋さんがある。
(1年前までは、その隣に銭湯があって、風呂上りのおっさんが酒を飲んでたりしてたんだけどね…。)
こういう文化は、東京の中でも未だに息づいているものだけど自然淘汰されてきたものだ。
その中で、それでも残っているのには理由がある。


今日、そこで聞いた会話。
女将「お客さん!冷えたマッコリあったよ!あんたねえ、マッコリの在庫はここにあるから…」
息子「母ちゃん、しつこいよ…」
女将「お客さん、冷えたマッコリと常温のマッコリどっちにする?」
息子「母さん、しつこいなあ…」

陽気な女将さんと、しっかりした息子さんの会話が私の前で繰り広げられました。
そして、オチは
女将「あ…この冷えたマッコリ、お店用でもう開いてるやつだったわ…」
がーさすです。ママさん。


量販店では許されないことなのだろうけど、ここまで人間味があると逆にいいオマケに見えたりするもんですね。
住民に愛されるお店はやはり茶目っ気があっていいものです。


私の住んでいる場所は、スケーターの兄ちゃん達にもさんざんな言われようをします。
ghettoすぎるとか、汚いとか。
だけど、それだけ人間臭い場所なんじゃないかと思うんです。
私みたいにいい子ちゃんで生きてきた人間には、とても興味深いんです。


ここに居られるのも、もしかするともう1年ぐらいかもしれんので、是非是非それまでには「角打ち」にチャレンジしたいものです。